詐欺そのものでない利益誘導とはどのような手法か。
ズバリいって、その金銭のやりとりとは直接関係のない点で利益を誘導する、
つまりウマい話を持ち出すのである(クレジットカード現金化の際、注意)。
そもそも詐欺は、1.騙して相手を錯誤におとしいれる、2.その錯誤によって金
を出させる、という二点が揃ったものをいう。
図式にするとこうなる。
編す(原因)→(結果)錯誤(原因)→(結果)金を出す
つまり、原因→結果の関係が二重に揃ったのが詐欺である。騙すというの
は必ずしも積極的にやる場合とは限らない(クレジットカード 現金化の際、注意)。
相手の錯誤に乗じて何くわぬ顔をして金を受け取るという釣銭詐欺のような
場合もある。
が、何くわぬ顔もしない、まったく当方の関知しない点で相手が何かの勘違い
をしていて、それが原因で金が出たとしても、そこには騙す→錯誤という第一
の原因結果関係が欠けているから詐欺にはならない。
同じことで、第二の方の原因結果関係が欠けても詐欺罪にはならない
(クレジットカード現金化の際、注意)。
騙した→錯誤という第一原因結果は生じても、その錯誤は錯誤のままで終
わり、それとはまったく無関係のことで金が出たという場合も、第二の原因結
果関係がつながっていないから詐欺罪にはならない。
